エンジニアの仕事について思うこと

素敵な記事と出会えました。私自身も普段から思っていることを言語化してくれた記事。
これに出会えただけでも救われる部分は大きいと思うので、もしこのブログを閲覧される方がいらっしゃれば以下の記事も読んでもらえればと思います。

simplearchitect.hatenablog.com

今働いている会社でもそうですが、常に完璧を求められ、試行錯誤する環境は与えられずに一発で何とかするのが当たり前みたいな風潮があります。
期限までにリリースできたとしても、その中での失敗や少しのミスが発生するものならマイナス評価になります。
失敗やミスなく完璧にできて初めて「1」(ただし「当たり前」という評価)となり、失敗やミスが発生した場合は、全体評価が「0.5~0.8」くらいに落ちます。。
挙げ句の果てに業務に支障のないどうでも良いミスでさえ、報告書を書いて謝らなければいけなく、エンジニアとしてのモチベーションはだだ下がり。
周りのエンジニアは、感情を無にして、思考停止させて仕事をしています。そうすることが心の安定だと。

もはや失敗しないことが「最重要」になり、新しいことなんてやらないし、提案さえもしなくなる。お客さんのシステムをより良くしていこうという意識さえなくなる。目には見えないけれども、実際エンジニアの心の中では、そんなことが起こっていると思います。

成功した時に賞賛する文化がなく、失敗した時だけやたらコメントされる。実際のところ、チャレンジすることを「Good Job」と言ってくれたり、無事リリースした時に「よくやったね!」とか「お疲れ様!」とか言ってくれる人さえいません。
1人で仕事をしていると、無事リリースして、それを報告しても、みんなノーコメント。。お客さんからもグループのメンバーからも何のコメントもありません。

そうすると自分で自分に「お疲れ様!よくやった!」と心の中で励ますのですが、実際、とっても虚しい。。
虚しいけれども、エンジニアの仕事というのはそういうものなのだと思ってきました。

でも海外では違って、何か役に立つことをした際には、賞賛のコメントをきちんと投げかけ合っていて、やったことが評価に繋がってもきます。

目に見えない大事なことを見逃しがち(軽視しがち)なのではないのでしょうか。売り上げが安定してればそれで良いのでしょうか。
それが蔓延していくと、優秀なエンジニアはどんどんいなくなっていくと思います。
エンジニアがモチベーションをもって仕事をしやすい組織や文化、そして評価制度を作っていきたい。

これからは、日頃から思っていることが多かったので、組織マネジメントができる環境に身を置いて、より良い環境を作り上げていこうと思います。